「登記事項証明書」完全まとめ
登記事項証明書とは? 登記事項証明書は、法務局に登録されている不動産の情報を証明するための書類です。 不動産の登記情報は法務局のデータベースに保管されており、登記事項証明書はその情報を電子データから印刷したものです。 この証明書には、不動産の所在地や面積などの物理的な情報、所有者の権利関係などが記載されています。 登記事項証明書と登記簿謄本の違いは? 登記事項証明書と登記簿謄本は、同じ登記事項の内容を記載している書類です。 なぜ、名称が異なるのかというと、以前は登記の記録が紙媒体で管理されていたため「登記簿謄本」と呼ばれていました。 しかし、平成元年に商業登記法が改正され、登記の情報はコンピュータ内で電子データ化されるようになりました。 それに伴い、書類の名称も「登記事項証明書」と変わりました。 とはいえ、実際の取引では古い呼び名が使用されることもありますので、注意が必要です。 登記事項証明書の有効期限はあるの? 一般的に、公的な証明書には発行から一定期間内である有効期限が設けられていますが、登記事項証明書には特に有効期限はありません。 ただし、最新の情報が記載された証明書である限り有効です。 つまり、登記情報が更新されていない限り、古い証明書でも問題ありません。 ただし、不動産取引などで証明書を提示する際には、最新のものを提出することが求められるかもしれませんので、注意が必要です。 不動産の売買時には所有権移転が必要になります。不動産 中古物件で所有権移転登記の費用は?費用と手続き方法について解説では所有権移転に関しての詳細が記載されています。ぜひご覧ください。 登記事項証明書の有効期限は発行後○ヵ月以内となる場合があります したがって、不動産取引などで登記事項証明書の提出が必要になる場合でも、発行された日に関係なく有効期限内であれば利用することができます。 ただし、実際には登記事項証明書が「発行から○ヵ月以内に取得したものであること」といった条件を満たす必要があります。 特に住宅ローン申請時には登記事項証明書が使われることが多く、この場合有効期限が定められていることが一般的です。 したがって、必要な場面で必要な量の登記事項証明書を取得することで、無駄を減らすことができるでしょう。